10 12月 2016

99回目に

随分と間が空いてしまいました…

他のメディア(Facebook などのSNS)の手軽さに負けて、遠ざかってました。


12月6日。
1917年を入れたら100回目?
独立99周年ですか。

この日は、朝から祝祭のリハーサルへ。
ベーストロンボーンを学んでいる学校の吹奏楽団で参加。
若者も気軽に会場へ来れるように趣向を凝らしたものになってます。僕が住んでいるラハティ市では。
小さい子供も式典に参加、出演するので、子供達の動きが予測できないためなのか、リハーサルの手際は、良いとは言えません… 普段は、何でもすごく合理的に物事が進むのですが。

式典そのものは、何の滞りもなく終了。
そのまま会場に残って、Sinfonia Lahti の独立記念日特別演奏会を拝聴。

毎年、演奏会の最後には、斉唱される国歌(作曲はドイツ系移民。オリジナルの歌詞と作詞者の母語はスウェーデン語。紆余曲折を経て、エストニア国家も同じ作曲者!)、その前に、Sibelius の Op. 26 - 7 が演奏されます。
その、Finlandia について、今回は少し長めに(この日の Finlandia の演奏については略)。

Finlandia の背景に…
Nordic Sound Hiroshima のウェブサイトから引用
ロシアの圧政下にあったフィンランドでシベリウスが書いた
《報道の日の音楽(新聞祭典の音楽)》
-- 終曲が《フィンランディア》の原曲のなった《フィンランドは目覚める》--
引用終わり



1999年の、Sinfonia Lahti の最初の日本ツアーの、
プログラム(Andrew Barnett 著)にある、Sibelius の言葉 
“なぜ聴衆の心を捉えたのか。それはただ、私のインスピレーション”。

それらがあって、こっちに来てずっと思ってたこと。
3種類に異なるスタイルがある。
・国外ツアー
・普段の演奏会
・独立記念日

15年住んでみて、聴いてみて、ようやく解りました。
そんな小さい、易い違いはありませんでした。そこには、ただ、Sibelius のインスピレーションが、透き通った音で鳴り響いているだけでした。

何回も演奏しましたが、演じていて、そう思うことがなかったのも不思議なことですが。

いつか、混声合唱と演奏したいなぁ、Finlandia。賛歌と、Coda にクワイヤーが入るヴァージョンで。

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